顔や容姿を保護する権利
肖像権は、個人の顔や容姿を許可なく撮影するとか公開されたりしない権利
著名人や芸能人の場合ではパブリシティ権も生じます。
有名無名にはとらわれず人はみんな、顔や容姿を許可を得ず公表されない権利「肖像権」を持ってます。
顔を広く認知される有名人じゃなくても、その方が写った写真を公開するにあたって、本人の同意が必要です。
小さくぼんやり写っていたり、後ろ姿や横顔で人物の特定が不可能な場合、観光写真なんかに偶然に小さく写り込んでしまった場合は肖像権の侵害になりません。
野球やサッカー、ラグビー、テニスとかスポーツ観戦に出掛け、その試合の放送に観戦の様子が写り込む場合でも、「写る可能性がある」と前もって理解し、同意のうえで観戦に来たと言えるので、「肖像権」の問題ないです。
むしろカメラに向けてポーズをとるとかもいるくらい肖像権など注意する様子がなく楽しく過ごしていることが分かるので眺めていて楽しくなります。
著名人や芸能人は、その顔や容姿が経済的利益が存在するということで、パブリシティ権が認知されています。
著名人の写真を許可なく使って、商品やサービスの宣伝をするという「顧客吸引力の利用を目的」にした利用はパブリシティ権の侵害とされます。
深く考えずに「ファンだから!」ということで、個人運営のブログやSNSに著名人の写真を許可なく掲載することでも、「宣伝行為」であるケースもありますので、どんなことがあってもダメです。
ビッグネームのジャニーズ事務所はこういった無断で掲載する事態にはかなり厳しいことから安易にファンかといって写真を許可なく使うことはリスクのあることです。
公開すると肖像権侵害が生じる写真とは?
写っている人の顔がハッキリしないというのは問題なし
ただし認識できる写真は肖像権侵害になります。
写っている第三者から公開についての同意を得ている写真は問題なし。
撮影したところは屋外や公道であったり、外からのぞかれる場所は?
普通に歩行している姿だったら問題なし。
けれども、肖像権侵害となる恐れが高いので注意をはらって見極めるようにしましょう。
写っている人に撮影、公開の同意が得られていれば安心できますが、同意を得ていない状態でも、公道など屋外で、歩いているシーンくらいなら「写り込むことがある」ことを許容してたことになります。
スカートがまくれ上がっていたりとか見られたくない姿だったら「受忍限定を超えている」と思われ、肖像権侵害になるとも考えられます。
自分とは別の人物はぼかしで顔を見分けがつかない状態にすることが問題が生じないことを考えて安心できる対応です。
プライバシー権と個人情報とは?
プライベートのケースや名前などの個人情報を守る
著作権は自分の著作物の使われ方にあたってあれこれと言い切れる権利ですが、特別に自分の情報の出し方につき「いやだ~」「するな!」と言ってもいい権利があります。
インターネットに記事を書いて公開するときに、他人の著作物の無断使用をしていないか要注意ですが、他人のプライバシー権を侵害していないかも確認しておくこと。
プライバシーとは「私生活上の事実または私生活上も事実らしく受けとられる恐れのある事柄であり、一番人の感受性を基準にして当該私人の立場に立った場合公開を欲しないであろうと認められ、一般の人々に未だ知られていない事柄であるもの」。
「他の人にバレたら不快なプライベートなこと」がプライバシーです。
それを許可なくバラされない権利がプライバシー権です。
誰かのプライバシー権を侵害する的な記事や動画を公開すると、記事や動画の差し止め請求や侵害賠償請求などが弁護士を介して行なわれる可能性がないとは言えません。
個人を識別可能な氏名、住所、車のナンバーというような情報を個人情報と呼び、その取扱いの折守るルールは個人情報保護で法に定められてます。
本人の許諾を得ている範囲を超して利用しないことに注意しましょう。
もしあなたの情報が勝手に取り上げられた場合自分はどのように感じるのか思えば理解しやすいでしょう。
プライバシーと個人情報
プライバシー
はずかしい思い出、内緒にしたい事実。
個人情報
名前、年齢、勤務先、電話番号、住所。
プライバシー権の侵害となる
観光地で撮影した写真をSNS上に公開
旅行先での写真はバックに他人が写り込みます。
ホテル内やお店の中、外から目につかないところで行われた事実はプライバシーとして扱われます。
考えられる例を挙げると、芸能人同士のプライベートな写真。
個人情報保護法違反が生じる
アンケート結果に個人情報を含める
詳しい勤務先、名前、年齢で「あの人だ!」と特定なりうる情報において、許可なしに公開することは個人情報違反となります。
著作権フリー素材の使用方法?
「商用利用NG」「条件付き」がある
イラストや音楽の「フリー素材」が増えているわけですが、どういう使い方をしも問題がないわけではないです。
「著作権フリーの範囲」用いるより先に利用規約を間違いなく読むようにしてください。
他人の著作物を利用することを考えれば、原則的に権利処理(権利者から同意を得ること)が必要。
手続きが大変で、高額な使用料がサイトから発生することもあるでしょう。
よく使用されていることが、著作物がイラスト、動画、写真、音楽などを「無料で使用できる!」という「フリー素材」。
これらについては著作権が発生しない、消滅している作品(パブリックドメイン)ではありません。
著作権者が広く使用許諾している状況にあります。
とはいえ、使用より前にしっかり利用規約、注意書きを読む癖をつけるのがおすすめです。
「改変NG」「素材自体をコンテンツ、商品にして再配布、販売はNG」。
「商用利用NG」(商用利用の場合は有償となる)と言う素材サイトもありますから、ビジネスでの使用が考えられている場合はご注意ください。
利用するには、会員登録、月額使用料を払ったり、1日当たり、1か月あたりでダウンロード行なえる容量が制定されているケースもあります。
「著作権フリー素材」だとしてもあなたが勝手に使い放題という保証はないので、ルールは守ってください。
フリー素材の仕組みとは?
企業とかが様々な著作者から素材を集めて提供しているサイトもある一方、著作者(クリエイター)自らが運営し、アクセス回数によって広告収入を得ているサイトも見られます。
利用者のイラスト使用が宣伝になって、新たなる利用者のアクセスにも及ぶ場合も「著作者名やサイト名の明記」など条件があるものも少なくありません。
使用の条件や範囲などは、利用規約を必ず精読しましょう。いいますね、タダほど高いものはないと?
フリー素材サイトのルール
いらすとや
個人のイラストレーターが運営管理しているかわいいタッチのイラストフリー素材サイト。
「素材を21点以上使用した商用デザイン」というのは有償対応。路用規約に記載されている。
PIXTA
一度素材を購入すれば、使用許諾の範囲で繰り返し使用することができるロイヤルティーフリー素材を集めたサイト。
商用利用も可能。購入しなくても「PIXTA」のロゴが透かしで入ったサンプル画像をありますが、サンプル画像の無断使用はNG。
Audiostock
ロイヤリティフリーのBGM、効果音を取り揃えているサービス。
商用でも利用OK。単品購入のみならず動画配信者向けの定額制プランもあります。(2023年7月記)